国産のケヤキの木に漆が塗られた、美しい猫用の食器(フードボウル)です。
100%天然素材の漆が、菌を抑制、夏場やお留守番中も安心です。形は、猫さんが食べやすいよう工夫されています。
美しいだけではなく、優れた特性を併せ持っている日本の伝統工芸品を猫さんに・・・。
●使い続ける喜び
木のぬくもりと艶やかな表面が美しく、ペット用だとは思えないほどの器です。職人さんが、丹精を凝らしてつくりました。
くりぬかれた質のよいケヤキの上には、漆が塗り重ねられています。
長い年月使いこめば、猫さんとの日々を塗り重ねた、素敵な思い出の品となることでしょう。
●自然の力で菌を抑制
もちろん、美しさだけではありません。機能面でも優れています。
ペット用のフードボウルは、使っていくうちに、どうしても細かな傷がついていきますよね。そこに繁殖する雑菌は、心配の種・・・。漆には、そんな菌を抑制してくれる力があり、化学的にも立証されています。
MRSA、O-157、黄色ぶどう球菌、セレウス菌、腸炎ブリオでは、抗菌作用試験で、4時間後に半減、24時間後にゼロといった優れたデータ結果を出しています。(*漆のデータで、フードボウルのテスト結果ではありません)菌が繁殖しやすい夏場には、特に嬉しい作用ですね。
言われて気付いたのですが、重箱やお弁当箱には、古くから漆塗りが使われていますよね。昔の人は、漆の力をちゃんと知っていたのですね。4000年前の板が、漆が塗られていたことにより、腐らず現存していたケースもあるとか。
漆塗りは、美しさのため・・・と思っていたのですが、それだけではなかったようです。
●自然素材の安心感
漆は、化学薬品や合成物質ではなく、自然の中にある素材です。
漆と言えば、かぶれを連想してしまいがちですが、乾いて匂いの消えた漆にかぶれることは、ほとんどないそうです。また、動物は自然の中で触れるので、免疫が備わっていると考えられます。鳥は漆を使って、巣を固めることがあるとか。
また、熱いスープを入れても、プラスチック樹脂製品のような環境ホルモンの心配がありません。
●天然の漆だけを使いました
国産の良質な漆だけを使っています。デパートなどに多く出回っている漆器には、ウレタン塗装のものが多い・・・と、工房の方がおっしゃっていました。木は、呼吸し続けます。漆の下では呼吸ができますが、ウレタン塗装の下では呼吸ができません。それが原因で、割れてしまうことがあるそうです。
また、ウレタン塗装の場合は、年月がたっても色は変わりませんが、剥げてしまったりすることも。天然の漆の場合は、ゆっくりと色が澄んでいきます。年月で味が出るなんて、素敵ですね。
工房の方とお話していて印象的だったのが、「漆は生き物」という言葉です。仕上げまでには、5度ほど漆を吸わせるそうですが、その作業は、子守と同じだとか。大切につくられています。
●猫が食べやすいように・・・
猫が食べやすいようにと提案、何度か試作していただきました。深すぎたり浅すぎたりとした後、ようやく納得できる今の形になりました。
ボウルの中は、猫が食べやすいような深さと傾斜で、ヒゲが当たりにくくなっています。
製作者さんも、たくさんの猫さんたちやワンコさんたちと生活している、ドウキョ人さん代表。動物を愛する心で作られています。
●一生ものの器
表面はつややかで、美しい木目が目をひきます。手作りですので、木目や色は、ひとつひとつ微妙に違います。
しっかりとした重みで、高級感があります。
猫ではあまりないとは思いますが、噛んで破損しても、修繕が可能です。
思い出も塗り重ねられる、一生ものの美しい器をぜひ猫さんに・・・。
*在庫がない場合は、ご予約での承りとなります。手作りのため、お届けにかかる日数につきましては、あらためてご連絡いたします。(約1週間~1ヶ月前後)
猫ノア部長も、日常的に使っています。今日もハグハグ元気に食べたなぁーと思いながら洗う器が美しいのは楽しく、日ごとに愛着が増しています。
素材 | ケヤキ、漆 |
サイズ(cm) | 12.5×4 |
重さ(g) | 約210 |
生産国 | 日本 |
*水入れには使用しないでください。長時間入ったままですと、水がケヤキまで浸透し、膨張するおそれがあります。
*電子レンジや食器洗浄機のご使用はおすすめできません。
*ごくまれに、体質により漆の塗料でかぶれることがあります。異常を感じた場合は、すぐに専門医にご相談ください。